2023/12/31 05:42

こんにちは。ヒカリトイズのクボフミトです。

2023年があっという間に暮れようとしてます。
まずは今年一年、ヒカリトイズを支えてくださったみなさんに心から感謝申し上げます。


2022年1月に「物ノ怪少女 くだん」をリリースしてから、2年目となった今年。
いやー、いっぱい作りましたね。

妖怪以外のモチーフの「フラットウッズガール」、低価格で裾野を広げてくれた「化ケ狸」、より怪奇性と造形密度を課題に取り組んだ「真説」シリーズの「女郎蜘蛛」と「蛸娘」。そして初の版権アイテム「マジンガーZ ダメージver.」。

リリースは年を跨いでしまうものを含めれば、9個ソフビの金型を作ったことになります。
まあ、個人でデザイン、造形からやってる作家さんでは多い方かな、と思います。
まだリリースしてないものは2月のワンフェス以降登場しますのでお楽しみに。


2年目の自分に課した課題は、ただただスキルアップすること。
なんせ造形から販売までの全てが、去年はリアルに1年目、ポッと出のペーペーでしたのでw


一言で言うなら、「試行錯誤」という言葉がぴったりの年だったなあ、と振り返りながらしみじみ思います。

まさに文字通り、「試行」しては「錯誤」する。思いがけずうまくいったこともあれば、たくさんの失敗もありました。
工場の方々や販売店のみなさんには、ほんと頭が上がりません。。。

でもその失敗はすべて次へのデータ収集として必要なものばかり。自分のスキルアップのための糧となってくれました。
おかげさまで「ソフビ」のプロダクトとしての特性を深く捉えることができたと思います。


テクニカルな面もそうですが、マーケティングの部分も、今年前半は正直迷いました。
イベントで大行列ができてる作家さんをみると、今後自分はどうしたらいいんかなあ、と思ったり。これは自分だけじゃなく、作家さんの多くがそうだと思いますが。


が、んなもん最初から作品の方向性全然違うしw。
なにより、自分の作品を買ってくださるお客さんがいてくれて、その方達とお話しすることで、ああ、やっぱこれでいいんじゃん、と随分楽になったものです。

おかげさまで、今ではきっぱり「よそはよそ。ウチはウチ。」と言い切れます。


んー、なんだか文章化するとネガティブっぽいけど、全然そんなことなくてw
1年目でふわふわしてた足元が、ちゃんと踏み固まった感じですかね。

あと、今年も作品を通していろんな出会いと広がりがありました。自分のソフビたちがご縁を連れてきてくれてる、そう感じます。
そんなご縁がまた来年新たな動きに変わっていきそうです。


さて、みなさんの2023年はいかがだったでしょうか?

この1年で初めてインディーズソフビに出会った、という方も少なくないと思いますし、そのきっかけが僕の作品であったなら、こんなにうれしいことはありません。願わくば、飽きることなくこの先もお付き合いいただければうれしいのですが、それは今後僕が皆さんにどんなサプライズをご提示できるか、にかかってくるでしょう。

来年は明日のお正月から少しずつ情報解禁していきますが、今年得たスキルと知恵を武器に、より大きく冒険してみようと思ってます。
より多くの出会いがありそうです。多分作品数は今年を上回るかもな。。。


1年目が「誕生編」。2年目の今年が「激闘編」。
そして次章、「ヒカリトイズ-冒険編-」にどうぞご期待ください。

どうか皆様、良いお年を。




2023年12月31日 ヒカリトイズ クボフミト