2024/01/26 08:52

※はじめに:本アイテムはイベント限定アイテムになります。当サイトでの販売予定はありませんので予めご了承ください。


今回は、2024年2月11日(日)、千葉の幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2024WINTER(以下ワンフェスと略称)」にて販売するアイテムのご紹介です。

ワンフェスでは独自のルールとして「当日版権」というシステムがあります。
これは、申請して版権元の許諾を得ることで、アニメや特撮のキャラクターを商品化できる、という夢のようなシステム。通常であれば、版権なんて会社として契約しないと許諾は下りないのですが、この日1日だけ会場での販売ならOKという条件で僕のような個人事業主でもキャラクターのアイテムを作れるのです!このシステムがあるからこそ、ワンフェスの盛り上がりはすごいわけですね。

んじゃあ、何作るよ?って言われると、はい、即答でウルトラマン!と答えます。

普段から、まったく予備知識がない方に「ソフビ」を説明するのに、「あのー、よくおもちゃ売り場にウルトラマンとか怪獣の人形があるじゃないですかー、そうそう、それをソフトビニール、略してソフビ、って言うんですよー」というと「あー。」とご理解いただけることが多いのです。

ま、それは抜きとしても、幼少の頃から好きなヒーローは、となるとウルトラマン一択でした。
もちろん、ライダーもゴレンジャーもマジンガーもコンバトラーVも(長くなるので以下略)大好きですが、ウルトラマンは別格。そこは50過ぎて尚変わりません。

さて、ここからは僕のソフビの話。

ご存知の方も多いと思いますが、初代ウルトラマンには3タイプの顔があります。ラテックス製でちょっとシワの入ったAタイプ、樹脂製になって端正な顔つきになったBタイプ、そして広く一般に認知されている顔がCタイプ。一般的に売られているフィギュアやソフビのほとんどはCタイプです。
今回造形のモデルにしたのは、これも迷わず一択でBタイプでした。何故かって、一番好きだから。ははは。

今回の造形コンセプトは「ソフビの親しみやすさと、劇中のリアル感の共存」でした。どちらかのアイテムだったらすでに超ハイクオリティなものがたくさんあります。あえて自分がやる上で、自分が欲しいと思えるもの、はこのコンセプトでした。
気軽にブンドドしつつ、劇中のイメージが脳内に浮かぶ。自分的には、ぱっと見た時に劇中BGMが脳内再生されるか否か、が重要ポイントです。幸にして、サンプル塗り終わった時に無事脳内に劇伴が流れたので一安心。

あと、後年の映像作品にでるそれではなく、1966年放映の本編に出てくる初代ウルトラマンのイメージを大切にしたいという部分。
自ずと、スーツアクターの古谷敏氏の独特の構えをレトロ風ソフビに落とし込むことにしました。意外に今まで無かったタイプのソフビになったと思います。
ちなみに、パーツ分割は往年のマルサンのソフビにならい、ボディもあえて写実的ではなく、やや瓢箪型にしています。「ソフビの親しみやすさ」には先人の知恵を拝借しました。

そして今回の最大の特徴は、肘をパーツ分割、可動化させることで、ファイティングポーズからのスペシウム発射ポーズがとれるのです!
実はこれは僕のアイデアではなく、放送当時のマルサンの商品で使われていたアイデア。が、その後そのギミックを使ったアイテムはなかなかなかったですね。

と、まあ長くなってしまいましたが、自分の好きを詰め込んだ作品であることは伝わるかな、と。

5歳当時、まだビデオもなくウルトラマンの再放送や絵本を食い入るように見ていた自分にタイムマシンで送りつけてやりたいアイテムにはなったと思います。

そんなわけで、1/26現在、2/11のワンフェス販売に向けて急ピッチで製作進行中です。
ただ、一つ残念なのは当日会場にいらっしゃる方にしか販売できないこと、、、なんですが、冒頭お話しした当日版権システムを有したイベントは、ワンフェスの他に「トレフェスオンライン」「ホビーラウンド」といったものがございます。
現在版権申請中ですので、許諾が下りればそちらでも継続販売する予定です。特にトレフェスオンラインはその名の通りオンラインイベントですので、全国から参加可能。許諾が下りて販売決定次第随時お知らせしていきたいと思います。

以上、ヒカリトイズの「ウルトラマン」のご紹介でした。
そうそう、このサイズにちょうどいい怪獣ソフビがあんまりないんだよなあ。。。やっぱ、作るかなあ。。。

<2/11ワンフェス販売品:ブースNo.4-31-01 >
「ウルトラマン」 
・ソフビ塗装済み完成品 
・全高約23cm
・全8パーツ
 ・価格¥12,000 (ワンフェス会場価格)
ご購入時は入場チケットを確認の上、スタンプを捺印させていただきます。お一人様一点限り。