2024/02/01 17:43

「物ノ怪少女 件」でソフビデビューして早2年。
さらに世界観を深めたコンセプトで昨年はじめた「真説・物ノ怪少女」シリーズも「女郎蜘蛛」「蛸娘」に続いて今作で3作目。ファーストアイテムで思い入れも深い「くだん」を再度モチーフに、真打として登場させます。


今回のぱっと見の特徴は、まずそのサイズ感。全高28cmで、1/6ドールサイズに近いサイズ感。そのサイズで半獣半人の特異なデザインを余すことなく造形できました。

さらに今回最大の特徴は、脱着可能とした着物パーツ。
背面の造形に沿った切り込みから、中の素体を出し入れが可能になってます。
またその切れ込みには二箇所、強力なマグネットを装着。極力ギミックがプロポーションのデメリットにならないよう工夫をしてみました。

また、着物パーツの脱着に伴う塗装の剥がれを軽減するため、素体および着物パーツの基本色は塗装ではなく、染色で再現。

小松左京氏の名作「くだんのはは」へのオマージュとしての赤い着物には、柄を造形によって再現しています。これは初代くだんでもやりたかったけどサイズ的に断念した要素。


さて、今回この着物のデザインは、いわゆる振袖と呼ばれるものなんですが、対して帯のデザインはそれに似つかわしくない、ように敢えてしています。
そもそも「物ノ怪」がなぜ着物を着ているのか、片手は牛なのに着れんの?

お買い上げいただいた時に同梱している短編小説にその辺の理由づけも盛り込んでおります。ちょっとしたお楽しみにしていただければ。
併せて、以前出した「真説・物ノ怪少女」の小冊子(現在は本サイトTOPからPDFにてダウンロード可能)もお読みいただけると、尚楽しんでいただける仕様になっております。

そんなわけで、結構な難産の末ようやくリリースに漕ぎ着けた真説くだん。
確実に現在のソフビシーンの中で異色な作品になりましたが、自分の好きな要素を全力でブチ込んだ結果です。こんなんめんどくさ過ぎて誰もやらんだろけども!
もう売れようが売れまいがどうでもいい!いや!やっぱ売れてほしい!

どうかみなさん、ヒカリトイズの全力の新作を、よろしくお願いいたします。


※2/11のワンフェスにて販売後、こちらの通販サイトでも販売開始いたします。具体的な日程は追ってまたお知らせいたします。


2/11ワンフェス販売品:ブースNo.4-31-01  
「真説・物ノ怪少女 くだん」
・ソフビ塗装済み完成品  瞳部分にクリアレジン使用
・全高約28cm 
・全8パーツ ・着物パーツ着脱可能
・価格¥12,000(ワンフェス価格)※通販時は税込¥13,200となります。
※ご購入時は入場チケットを確認の上、スタンプを捺印させていただきます。お一人様一点限り。